フランス料理で、『ガストリック』というものがあります。
砂糖やはちみつに、ヴィネガーや、レモンなどの酸味を加えて
甘酸っぱく煮詰めたカラメル状のものなんですが、
それをお肉等に塗ってトースターのような上火で
炙って照り焼きのように仕上げたりします。
今回はそのイメージで鶏肉をポンカンリキュールで甘酸っぱく煮詰め、
照り焼きのようにしました。上火がない場所だったので、
ガストリックほどは煮詰めなかったのですが、甘酸っぱいソースにしました。
ポンカンのほのかな苦みも生きて非常に美味しかったです。
ポンカンリキュールはなかなか持っていることはないと思いますが、
今ポンカンをよくスーパーの地物市で見かけるので、
フレッシュのポンカン又はポンカンジュースと、酒、ハチミツ、お酢を使えば
同じようにできると思います。
鶏肉のポンカン照り焼きの材料
鶏肉のポンカン照り焼きの作り方
- 鶏肉の下処理をする。
白い太い筋を取り除き、余分な脂を取り除く。
2等分にカットする。カットしたほうがフライパンに収まりやすいのと、
盛り付け時もカットしやすい大きさになる為。 - 鶏肉に塩、コショウする。
- フライパンに油をひいて、強火にかける。
肉を置いた時にジューっと音がするくらいまで熱してから、皮目から中火で焼いていく。 - 皮目がしっかりきつね色になるまで焼けたら、ひっくり返す。
玉ねぎのスライスを入れてサッと火を入れる。鶏肉が邪魔で炒めにくければいったん鶏肉を取り出しても良い。 - ポンカンリキュールを注ぎ(酒1、ポンカンジュース4~5、ハチミツ1~2を入れ)煮詰める。この時フライパンの底に旨味がこびりついているので
それをゴムベラ等でこそいで、煮汁に溶かし煮詰める。 - 煮詰まってきたら、味を見て酢を足す。
酢は少量で力を発揮するので、入れすぎ注意! - しっかり濃い味の甘酸っぱいソースになったらOK。
- お肉を取り出し、1cm位にスライスする。
- お皿に盛り付け、上からソースをかけて完成!
鶏肉のポンカン照り焼きまとめ
甘酸っぱく塩分も効いている。しかもポンカンはほのかな苦みがあり、大人の味です。
普段普通の照り焼きをするイメージで作ったら簡単です。醤油はいりません。
フルーツを使った料理は新鮮で面白いですよー!
挑戦してみてください。
付け合わせは輪切りで焼き目をつけ、オーブンで焼いた玉ねぎと、
ブロッコリーノペペロンーノ味です。ブロッコリーは特に今(春)
美味しいので後日作り方を載せますね。
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